気になる異性からの電話にでないという、「好き避け」をしたことがある方は少なくありません。
この好き避けが起きてしまう原因にはいくつかの要因があります。
その一つ目は、その人が好意の気持ちを逆の態度で示してしまうタイプの方である場合です。
その異性を思う特別な感情が、避けるという態度で表現されてしまうのです。
そういう性格である方であることもありますが、若くて恋愛に不慣れなことが原因であることもあります。
二つ目は、その異性に強い恋愛感情を抱くあまり、その人とのコミュニケーションの取り方が分からず自分を魅力的に見せることができないのではないか、下手な話をしてしまって嫌われてしまうのが怖い、といった「不安」が原因となるケースです。
これは、その異性とのコミュニケーションが自分にとってハードルが高いと感じているために起きる感情で、それが結果として「嫌われたくない」という不安要素が大きくなってしまったことで起きるものです。
相手の異性が自分よりかなり優れている側面があって自分が見劣りしているのではないか、あるいは相手が求めている異性は現在の自分よりも相当レベルが高い人なのではないだろうか、というギャップを過度に意識してしまっていると、電話にでない、あるいは出たくないといった意識に囚われてしまいます。
三つ目は、その異性への恋愛感情が募る中で、実際にどのようなコミュニケーションを取ったらよいかという現実的な悩みを抱えてしまう場合です。
その異性と恋愛関係になりたいという目標は明白であっても、そこに至るまでのプロセス・道筋が見えず、現実的にどのような会話、どのような態度を取るべきかという「実行面」での計画を立てられないために起きるものです。
これに強く囚われてしまうと、ついつい恋愛ノウハウの情報を収集するばかりになってしまったり、仮想的な恋愛を空想する状態が続いてしまいます。
その異性との幸せな恋愛関係と、何も出来ない現実とのギャップを埋める必要があります。
このようなことが起きるのはある意味現代的であると言えます。
古くは電話というものはありませんでした。
毎日その異性と顔を合わせる環境であれば、そっけない態度を敢えて取る好き避けが恋愛を成就するのに有効だったかもしれません。
しかし、学校や職場が異なって、その異性と会う機会が限られている場合は好き避けの効果が限られてきます。
一歩を踏み出す勇気が必要です。
コメント