恋愛の中では実は片思いの時期が一番楽しいという説があります。
人を好きになると相手にも自分を好きになってもらいたい、自分を認めてもらいたいという感情がわくようになりますが、好きな人ができたからといって簡単に気になる相手に自分の思いを告白し、付き合ってほしいと言うことができる人はほぼ少数です。
ほとんどの人が、誰かを好きになってもすぐに行動に移すことができずに、ただ気になる相手を見つめているだけといった状況に陥ります。
片思いの間が楽しいというのは、両想いになってしまってからではありえないような自分の変化を楽しむことができるというものがあります。
そのなかの一つに好き避けというものがあります。
好き避けというものは後から思えば笑えるよいうなほほえましいものなのですが、気になる相手がいて、何とか二人の間の関係をどうにかしたいと思っている時期には本人にとっては非常にややこしいやっかいなものになってきます。
好きな人がいて、二人の距離を近づけたいと思っているのであれば素直にアプローチをして行動に移せばいいようなものですが、そんなに簡単にいかないのが片思いの面白いところなのです。
多くの人が体験するこの好き避けという状況は、まさに好きなのにそっけなくしてしまう、避けてしまうという気持ちと正反対の行動をとってしまうものなのです。
普段は遠目から相手のことを見つめていたり、なんとかして距離を近づけようと気になる相手についての情報を集めたりしていますが、突然町でばったり出会ったり、急に二人きりになったりするとせっかくのチャンスなのに下を向いて通りすぎてしまったり相手に興味などないかのように冷たくあしらってしまったりするのです。
これは自分の感情を相手に知られたくないという自信のなさの現れですが、あとで嫌われたのではないかと後悔したりもします。
両想いとなったあとでは良い思い出となるかもしれませんが、本当に嫌われてしまっては意味がないので好き避けもほどほどに片思いの時間を楽しむのが良いのです。
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