好きな人が気になる、けれど避けてしまう。
そんな高校生時代を過ごした人は多いと思います。
恋愛において、積極的に相手にアタックするタイプと、なかなか近づくことができない奥手なタイプとありますが、好き避けは後者のタイプの人に多いのではないでしょうか。
好きな人を見つめている時間は好きなのに、相手と目が合った瞬間ぱっと逸らしてしまったり、嫌われてしまうような態度をとってしまう。
自分の素直な気持ちが伝えられなくてもどかしい感情は、青春時代真っ只中の高校生にとって、時には恋愛において弊害になってしまう場合もあります。
高校時代というのは、まだ学生でありながら肉体的には大人に最も近い段階にあります。
感情も幼い頃と違って、理論的にも衝動的にもとても溢れています。
同じ学校内で好きな人を見かけた時、無意識に目で姿を追ってしまうのですが、友達に気づかれて想いを知られても何とかはぐらかそうとしてしまう事もあります。
好きなのに嫌いなふりしかできない。
秘めた思いはとても苦しいのです。
学生時代は、片思いの相手が同じ学内ということが多いですが、素直な感情が出せないばかりに、いつの間にかライバルが増えていることがあります。
友達と同じ人に恋した場合、「別に好きじゃないし」と言ったばっかりに、後になってこじれることもあります。
また、そう言った事が相手の耳に入ってしまい、逆にお互い意識してギクシャクしてしまうこともあるようです。
恥ずかしい気持ちが勝ってしまい、好き避けをしてしまいがちですが、2人きりになれるチャンスが来た時は、思い切って話をしてみるべきです。
最初は何気ない会話からでもいいから、相手をもっとよく知るためにも行動に移したいものです。
恥ずかしくてドキドキする気持ちで支配されていた心が、話をすることによって開放されていくのだと思います。
何度も話すようになれば、相手にも自分のことをわかってもらえるし、自分も避けてしまう行動が少なくなっていくようになります。
好き避けは大好きの裏返し。
だからこそ素直になりたい。
そんな感情の波をコントロールするためには、恥ずかしがっていてはもったいないのです。
一度しかない高校生活での恋で素直に感情に出せるかが、大人になった時の思い出の分岐点になるでしょう。
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